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【人手不足で退職を言いにくい】会社が納得する退職理由5選

アイキャッチジャンプする若い男性サラリーマン

こんにちは。

この記事は次のような悩みを解決したい人に向けて書かれています。

  • 人手不足の会社を退職したいけど言いにくい
  • 人手不足の会社を辞めるのは無責任?
  • 人手不足の会社が納得する退職理由を知りたい

結論は次の2つです。
(結論だけ知りたい人は下をクリック)

人手不足の会社を納得させる退職理由というのは気になるな。

はい、退職理由の伝え方にもコツがあるんです。それを本文の後半で紹介します。

この記事を読んで、退職に使うエネルギーを最小限に抑えてください。

執筆者:ユウイチロウ
W大学政治経済学部卒業→都内企業就職→京都の工科系国立大学に編入学→卒後契約社員として働くも体を壊しフリーに転向→2008年行政書士取得→2014年から2022年までフィリピンとベトナムに滞在。現在帰国中。

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人手不足の原因は会社!退職しても無責任ではない

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最初に押さえておきたいのは、「人手不足の原因は会社にあり、社員やアルバイトの責任ではない」ということです。

会社が人手不足になる理由は次の3つです。

人材の採用や配置のミス

人材の採用や配置ミスが人手不足につながります。採用や配置は会社が行うべき重要な業務です。

社員やアルバイトの仕事ではありません。

劣悪な労働環境の放置

労働環境が悪いと従業員は連鎖的に辞めていきます。セクハラやパワハラを放置する会社に人は残りません。

労働者が働きやすい環境を用意する責任が会社にはあります。

社会情勢の変化に対応できない

社会情勢の変化によって人材の需給バランスが崩れることがあります。現在の人手不足はコロナ禍をきっかけに激化しました。

しかし会社はそうした変化にも対応しないといけません。

それができないなら経営者の能力不足と言えます。

人手不足は会社の責任だから、従業員が辞めても無責任じゃないということか。

そうです。

しかし職場で精神的に追い詰められると、「申し訳ない」という思考になりがちです。

ここが働く人の辛いところで、会社はそこに漬け込んでくるんです。

「人手不足なのに辞めるなんて申し訳ない」と考えてしまうのは、あなたが真面目な人だからです。

しかし会社は冷徹です。

辞める時ぐらい、自分ファーストで図々しく行ってもバチは当たりません。

人手不足の会社が退職希望者に言いがちなこと6選

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ここで、人手不足の会社が退職希望者に言いがちなことを6つ挙げます。

あなたを辞めさせまいと会社はいろいろ言ってきますが、聞き流すのが基本です。

「あなたが辞めたら困る」

こちらを評価しているようにも聞こえますが、会社の都合で言っているケースが多いです。

「自分を認めてくれているなら残ってもいいか」と考えてしまうと、相手の思うツボです。

「あなたが辞めると他の社員に迷惑がかかる」

「今辞めたら他の社員に迷惑がかかる。申し訳ないと思わないの?」という言葉です。

「身勝手だ」「社会人として無責任だ」という言葉も同じです。

人手不足の会社を退職するとき、申し訳ないと思う相手は一緒に働いてきた同僚ですよね。

仲間への「申し訳ない」という心情に漬け込む形で会社はこのようなことを言ってくるわけです。

しかし優しいあなたこそ心を鬼にしないといけません。同僚を気遣っている限り永久に退職できません。

「あなたが辞めると会社の業務が崩壊する」

会社の業務が崩壊しないように、人員の採用と配置に気を配るのが経営者の仕事です。従業員が気にかけることではありません。

「待遇を改善する」

わかりやすいのは「給料を上げる」という申し出です。給与が安いから辞めたいのであれば、聞いてみる価値はあります。

しかし、パワハラやセクハラが原因なら給料が上がっても関係ないですよね。

自分が辞めたい理由は何なのか、冷静に考えてください。

「今後はあなたのやりたいように仕事をしてもらってもいい」

今まで従業員を都合よく働かせてきた会社が、本当にやりたいように仕事をさせてくれるかどうかです。

中には本当に態度を改める経営者もいるでしょう。

しかし会社の目的は引き止めです。一旦引き止めが成功すれば、ブラックな職場に戻る可能性があります

「今辞めたら損害賠償請求する」

これはよくある脅し文句です。しかし、労働者は退職の自由を憲法と法律で保障されています。

退職を理由に損害賠償請求の裁判を起こしても会社は負けます。そのことを会社も本当はわかっています。(※ただし、不法行為や顧客情報の持ち出しなどで会社に実害を与えた場合は、損害賠償請求される可能性あり)

損害賠償をほのめかせば退職を踏みとどまるだろうと思っているだけで、費用と時間をかけて本気で裁判を起こそうとしているわけではありません。

だから怖がる必要はありません。

退職せずに人手不足の会社に残るデメリット9選

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「うちの会社は人手不足だから退職が言いづらい…」と、二の足を踏んでいると思わぬデメリットが生じます。人手不足の会社に残り続けることで生じる不利益を9つ挙げます。

業務負担の増加

人手不足になると、残っている労働者一人当たりの業務負担が増加します。

(例)
・営業担当が事務作業も兼務するようになる
・エンジニアがテストも一人で担当するようになる

長時間労働の常態化

業務負担の増加が長時間労働につながります。

(例)
・毎日夜遅くまで残業する
・休日出勤が頻繁になる
・サービス残業が発生する

休暇取得の困難

人手不足が深刻な場合、休暇取得が困難になることがあります。

(例)
・希望の休暇が取れない
・連続休暇が取りづらい

ストレスの増加

業務負担の増加、長時間労働、休暇取得の困難などにより、ストレスが溜まりやすくなります。

(例)
・常に時間に追われるようになる
・ミスをしやすくなる
・イライラしやすくなる
・体調を崩しやすくなる

キャリア形成の阻害

長時間労働や業務負担の増加により、スキルアップのための勉強や資格取得のための時間が確保できなくなる可能性があります。

(例)
・研修に参加できない
・新しいスキルを習得する時間がない
・転職活動に時間を割けない

モチベーションの低下

長時間労働やストレスの増加により、仕事へのモチベーションが低下する可能性があります。

(例)
・会社に行きたくないと思うようになる
・仕事に対する意欲がなくなる

退職連鎖の発生

上記のデメリットにより、優秀な人材が連鎖的に退職する可能性があります。

(例)
・優秀な若手が次々と退職して離職率が上昇する
・経験豊富な人材が辞めてしまう

会社の業績悪化

人材不足が深刻化すると、会社の業績が悪化する可能性があります。

(例)
・顧客満足度が低下する
・売上が減少する
・納期の遅れが頻繁に起きるようになる

労働者の健康被害

長時間労働やストレスの増加により、労働者の健康被害が発生する可能性があります。

(例)
・体調を悪化させる従業員が増える
・メンタルヘルスの問題が増える
・過労死や過労自殺が発生する

退職をためらっているうちに連鎖退職が起きて、一層人手不足になる。そうなるとますます退職を言いにくくなるわけか。

そうです。だから辞めると決めたら、少しでも早く退職を伝えることです。

人手不足の会社を説得する退職理由5選

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無期雇用(正社員や長期バイト)の場合、会社を辞めるのに理由は不要です。

しかし人手不足の会社は労働者を引き留めようとして、あれこれ言ってきます。

であれば、こちらも会社が納得するような退職理由を用意した方が無難です。

コツは、今の会社では実現できないことを退職理由にすることです。今の会社でも実現できることを退職理由にしてしまうと引き止めやすくなるからです。

例えば給料が安いことを退職の理由にすると、会社は「昇給させるよ」と言ってくるはずです。

職場の人間関係が上手くいかないことを理由にすれば、「別の部署に異動してもいいよ」と言って引き止めるでしょう。

これらはどれも今の会社で実現できることだからです。

一方、今の会社では実現できないことを退職理由にするとどうなるでしょうか。

例えば「起業したいので辞めたい」と言われたら、会社は引き止めようがありません。起業するには退職するしかないからです。

他にも会社に残る限り実現できないこととして、以下のようなものがあります。これらを退職理由にしてください。

「別の会社からオファーを受けているので転職したい」

漠然と「転職したいから」ではなく、他の会社から声が掛かっていることを示唆するのがポイントです。

異業種に転職したい」というのもいい理由になります。

「起業したい」「店を開業したい」

独立を退職理由にすれば会社は引き止めができません。

「難関資格を取得したい」

司法試験、公認会計士、税理士など、難関資格の勉強に専念したいと言えば、会社も引き止めにくくなります。

仕事の片手間では取得できない資格を挙げるのがポイントです。

家族の事情

「家族の介護が必要になった」が典型です。他にも「子育てに専念したい」などがあります。

健康上の理由

「長時間労働で体調不良が続いているため、医師から転職を勧められている」などが挙げられます。

医者の助言であることを強調すると説得力が増します。

単に体調不良を伝えるだけでは、「労働時間を短くしてあげよう」「体調が回復するまで待ってもいい」と引き止めをされる可能性があります。

退職が言いにくいなら退職代行を使おう

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人手不足で職場がギスギスしていて、どうしても退職を言い出せないという人は、退職代行を使ってください。

退職代行業者がメッセンジャーとしてあなたの代わりに退職を伝えてくれます。

今まで退職を言い出せずに悩んでいたのがバカらしくなるぐらい、あっさりと退職の意思を伝えることができます。

さらに、退職代行に頼んだ時点で本人は会社と一切接触しなくていいようになります。これはもう、圧倒的に楽です。

辞めることにエネルギーを使うのは生産的ではありません。去ることが決まっている職場に神経を使うより、転職活動や独立開業にエネルギーを使いましょう。

そのためにも古い職場との縁切りは業者に頼んでしまえばいいわけです。

人手不足の会社に退職を言いにくい人向け退職代行3選

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退職代行のサービス提供者には、弁護士、労働組合、民間業者の3つがあります。

会社との関係が悪化しておらず、退職意思を伝えることだけが目的であれば、民間業者か労働組合を使うのがおすすめです。

以下で紹介する3つの退職代行は、民間業者並みの低価格でありながら労働組合運営である点が特徴です。

民間の退職代行業者と異なり、労働組合運営の退職代行は会社と団体交渉できるのが強みです。

【退職代行CLEAR(クリア)】
労働組合による退職代行サービス。正社員が18,000円(税込)、アルバイトが11,000(税込)と、料金が非常に安いのが特徴。LINE、WEBフォームから無料相談できる。依頼日から出社しない形での即日退職が可能としている。
【男の退職代行】
労働組合が母体の男性向け退職代行サービス。アルバイト・パート(社保なし)が19,800円、正社員・契約・派遣(社保あり)及び内定辞退が26,800円。即日退職可能としている。LINE、WEBフォームから無料相談可。サイトに利用者の声が多数掲載。
【わたしNEXT】
女性向け退職代行サービス。『男の退職代行』と同じ労働組合による退職代行で、即日退職可能としている。アルバイト・パート(社保なし)が19,800円、正社員・契約社員・派遣社員・内定辞退(社保あり)が29,800円。LINE、WEBフォームから無料相談可。利用者の声多数掲載。

もし会社との関係がこじれていて、損害賠償請求など訴訟のリスクがあるなら、迷わず弁護士の退職代行に頼んでください。

下の記事で弁護士による退職代行のメリットを詳しく解説しました。↓

【まとめ】人手不足の会社で退職を言いにくい人が知っておくべきこと

最後に記事のポイントをまとめます。

  • 人手不足の原因は会社にあるので、退職しても無責任ではない
  • 人手不足の会社は退職希望者を引き止めようといろいろ言ってくるが、聞き流すのが基本
  • 退職を理由にした損害賠償請求をしても会社に勝ち目はないので、心配しなくてよい
  • 退職せずに人手不足の会社に残り続けると、業務負担の増加や体調悪化など様々なデメリットが生じる
  • 人手不足の会社で退職連鎖が発生すると、ますます退職を言いにくくなる
  • 今の会社では実現できないことを退職理由にすると会社を説得しやすくなる
  • どうしても退職を言いにくいなら退職代行を使うとよい
  • 退職意思を伝えるだけなら民間業者や労働組合の退職代行が安くておすすめ
  • 会社との関係が悪化している場合は弁護士の退職代行に頼んだ方が確実
この記事を書いた人
ユウイチロウ

1997年、W大学政治経済学部卒業後、都内の企業に就職。
1999年、退職後、京都の工科系国立大学に編入学し、デザインと建築を専攻。その後、契約社員として働くも体を壊してフリーに転向。
2008年、行政書士の資格を取得。
東日本大震災を機に、憧れだった海外生活をするべく、2014年から2022年までフィリピンとベトナムに長期滞在。2022年から帰国中。

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