2020年7月9日追記:ベトナム観光ビザ3ヶ月延長も可能に

 下の記事(2020年4月11日投稿)を書いた後、さらに2回のベトナム旅行ビザ更新に成功したので追記しておきます。

 2回目のビザ延長申請(2020年4月27日):前回同様、ホーチミン市内の旅行代理店(FIVE STARS TOURIST)で申請。この際、3ヶ月の延長申請が可能かどうか担当スタッフに聞いたところ、「80%の確率でいけるでしょう」と言われたのですが、結局イミグレーションオフィスが認めたのは1ヶ月のみでした。1回目と同様、費用は180USドルでした。申請から新ビザ発行(パスポート返却)まで2週間かかりました。

 3回目のビザ延長申請(2020年6月1日):3ヶ月延長が前回認められなかったので、今回はおとなしく1ヶ月の延長にしようと思っていたのですが、担当スタッフが「6月からホーチミン滞在者でも3ヶ月延長が申請可能になった」と言うので、それならということで3ヶ月延長を申請しました。あまり期待していなかったのですが、担当者の言う通り、無事3ヶ月の延長が認められました。費用は380USドルとかなり高額ですが、1ヶ月ごとに申請するよりは割安です。申請から新ビザ発行まで12日間でした。

 上は2回目と3回目の延長ビザの写真です。赤い丸で囲ってあるところを見ると分かりますが、2回目(1回目も同様)の手続きはホーチミンのイミグレで処理されたのに対して、3回目の3ヶ月延長手続きはハノイのイミグレで処理されています。
 代理店(FIVE STARS TOURIST)のスタッフは時々ハノイに電話して確認を取っていました。おそらくハノイのイミグレーションオフィスに直接確認しているのだと思います。担当スタッフの方は真面目で仕事も早かったように思います。街中の他の旅行代理店の価格も試しに確認しましたが、FIVE STARS TOURISTの方が10ドルほど安かったです。ホーチミン市内に現在滞在中でビザ延長を考えている方はこの代理店がオススメです。FIVE STARS TOURISTの場所については下の記事本文に書いていますので、参考にしてください。

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以下、初回投稿分の本文です。

こんにちは。ベトナムのホーチミンに滞在中のU(ゆー)です。

新型コロナ肺炎のパンデミックで帰国が困難に

 コロナウイルス(COVID-19)による新型肺炎のパンデミックで世界が大混乱になっています。国際線の飛行機が大幅な減便になる中、海外滞在中の日本人は、帰国するかそのまま滞在国に残るかの判断を迫られています。現在、帰国者の多くは日本の空港で検疫の後、14日間ホテルなどに自費で宿泊し自己隔離することを要請されています。またホテルや自宅への移動の際に公共交通機関を利用するなという無茶な要請も出ており、この状況では簡単には帰れません。

ベトナムの観光ビザを何とか自分で延長できないか

 ビザの期限が迫る中、もう少しベトナムに滞在できないものか考えて、ツイッターで「ベトナム ビザ 延長」「Vietnam visa extension」と検索していると、出国しなくても観光ビザを延長できそうだということに気づき、急遽、延長申請にトライしてきました。最初は日本人の業者の方にお願いしようと思ったのですが、予算の都合もあり、ダメ元で自分でやってみた次第です。申請手続きは1時間ほどで終了し、2日後にはビザが更新されパスポートを返却してもらうことができました。
 以下、申請までの流れを簡単に説明します。

 まず、自力でもビザの延長ができそうだと気づかせてくれたアイルランド大使館(在ベトナム)のツイートです。

「COVID-19パンデミックの中、ベトナム滞在中の外国人はビザの延長ができる。ビザを失効させないでください」とあります。このツイートに気づいたのが3月29日(日)です。3月27日(金)に、ベトナム外務省の担当者が外国人のビザ延長について前向きの発言をしたとのニュースがあったので期待していたのですが、このアイルランド大使館のツイートを見ていけそうだと思い、すぐにリンク先の詳細を読みました。

"Foreigners in Vietnam can extend visas amid coronavirus outbreak"
https://vietnaminsider.vn/foreigners-in-vietnam-can-extend-visas-amid-coronavirus-outbreak/

 上の記事(『VIETNAM INSIDER』)にもベトナム外務省のビザ延長を認める旨の発言紹介があり、その下に、ハノイ、ダナン、ホーチミンの各イミグレーションオフィスの住所と地図(Google Map)、開業時間が記されています。申請は本人が自分で行うか地元の代理店に頼めとあり、その際、パスポートと申請書類(ダウンロードリンク有り)を持っていけとあります。実際にはこの申請書類(NA5)は必要ありませんでした

ホーチミン市のイミグレーションオフィスへ

 そして3月30日(月)の午前9時過ぎにホーチミンのイミグレーションオフィスに行ってきました。

HoChiMinh Immigration Office
ホーチミン市のイミグレーションオフィス

 階段を登って、緑の制服を着た職員に入り口で消毒液を手にかけてもらい、中に入るとすぐ左側にビザの手続きを行うセクションがあります。職員に案内される形でその中に入り、発券機のボタンもその職員に押してもらい、すぐに窓口に案内されました。朝早かったせいか全く混んでおらず、待ち時間ゼロでした。
 窓口の担当官は若い女性で、英語で応対してくれました。
「観光ビザを延長したいのですが」とこちらが尋ねると、
「パスポートを出してください」と言われたので差し出すと、
その担当官がページをめくり現在のビザの内容を確認し、
「延長はできますが、身元引き受け人(といった内容だったと思うが、正確には覚えていない)はいますか?」と聞かれました。
「いません」と答えると、
「ここでは申請は受けられないので、代理店を通して申し込んでください」と言われました。おそらく、身元引き受け人がいる場合はイミグレーションオフィスで申請できるのではないかと推測します(間違っているかもしれません)。
「その代理店の名前と住所を教えてください」と担当官に尋ねると、
「名前はFIVE STARSです。場所はこの通りを左に真っ直ぐ進んで「126」」と言われたので、それをメモにして、すぐにその代理店に向かいました。

SAI GON FIVE STARSというビザ申請代理店に向かう

 イミグレを出て左に200メートルほど歩いて、126(番地)の位置でビルが現れました。「ITAXA HOUSE(ITAXA COMPANY)」という黄色いビルです。


ITAXA HOUSEビル
ITAXA HOUSEロビー

この中に「SAI GON FIVE STARS」という代理店が入っています。入り口で検温した後、中に入って受付の女性に「FIVE STARSという代理店でビザの延長をしたいのですが」と聞くと、何か二言三言聞かれてよく分からなかったのですが、
「ここに来るのは初めてですか?」と聞かれたので、
「はい」と答えて、そのまま入口の外にある小さいテーブルで待つことに。

ITAXA HOUSEエントランスの外にあるテーブル

 そのまま5分ぐらい待っていると、書類を持った若いベトナム人女性が登場。どうやらこの人が「FIVE STARS」のスタッフのようです。観光ビザの延長をしたいこと、今持っているビザの有効期限が迫っていることを伝えると、
「わかりました」と言われ、2つの選択肢があると言われました。
実はこの時は2つの選択肢の違いがよく分からず、「とにかく今日すぐに申請手続きを始めたい」とだけ伝えました。この2つの選択肢については後述します。

「では一緒に上のオフィスに行きましょう」と言われて、そのまま二人でエレベーターを使い、3Aのフロア(3階)で降り、左手にあるオフィスに入りました。

3A階を降りて左手にあるFIVE STARSの入り口
SAI GON FIVE STARSのサイトはメンテナンス中で電話番号だけ出てきます。しかし、代理店はちゃんと実在するので心配無用です。
http://fivestars.vn/
0903872030

ベトナム観光ビザ1ヶ月延長料金は180ドル(約2万円)

 そこで席に着き、書類の記入、料金の説明、パスポートとビザの返却がいつ頃になるかの説明を受けました。証明写真はスタッフのスマホで撮影してもらいました。料金は1ヶ月延長で180USドル、ベトナムドンによる支払いも可能です。ベトナムドンで支払う場合は当日の為替レートで金額を計算している模様で、私は4,267,800ドンを支払いました。日本円にすると当日のレートで約19,400円になります。約2万円とかなり高いですが、とりあえずもう1ヶ月はベトナムにいたいと考えているので払うしかありません。この状況で延長できるだけ、ありがたいと思っています。

FIVE STARSのオフィスの中。みんなマスクをしていて、消毒液の使用を促された。


 ちなみにこの代理店が入ってるビル(ITAXA HOUSE)の1階にABBankという銀行があり、ATMはビルを出てすぐ左側にあるボックス内に設置されています。この銀行はATM手数料が無料で、1回につき3,000,000(三百万)ドンまで引き出せるのでオススメです。しかしこの時ATMはあいにくオフラインだったので、やむなく歩いてAgribankという銀行のATMまで行きました。(注:4月1日以降、ホーチミン市が半分ロックダウン状態になったため、このAgribankのATMも閉まっていました。できれば事前にお金を用意して行った方がいいと思います)

 そうして急いでお金を引き出して、代理店に戻り、無事ベトナムドンで支払いを終えました。この時、延長ビザの発給とパスポート返却まで1週間以上かかるので、4月7日(火)夕方5時に再度来てほしいと言われ、この日はホテルに戻りました。そうしていると、2日後の4月1日(水)にホーチミン市も含めてベトナム全土が突然ロックダウンに近い状態になり、イミグレーションオフィスも閉鎖されたと知り、慌てて代理店の担当者に連絡を取ったところ、既に延長ビザは出来上がっていたようで、その写真をメールで送ってもらうことができました。電話で「今日渡すこともできるので、可能ならこれから来てください」と言われたので、すぐにGrabバイクに乗りオフィスに取りに行きました、
 下は延長申請料金のレシート(2枚)と新しい延長ビザのパスポートのページです。

レシート 1
レシート 2
パスポートに押された新しい延長ビザのスタンプ
3月30日に手続きし、翌3月31日から4月30日までビザが延長された。元のビザは4月8日まで有効だったが、その分は無駄になったことになる。

 ちなみに担当者の説明では、この観光ビザの延長手続きは1ヶ月ごとに繰り返すことができるとのことでした。1ヶ月で2万円はかなり高いですが、日本に帰国し14日間空港周辺のホテルに自腹で泊まることと比べれば、安いとも言えます。

 今回自分で行った延長手続きはCOVID-19による特別措置ということではなくて、普段から行なっている手続きのようです。今までベトナムの観光ビザを更新するのに3ヶ月ごとに出国し、渡航先の国のベトナム大使館で新しいビザを取ってベトナムに再入国するということを繰り返してきましたが、このように出国せずにビザを延長していくことも可能だということが分かりました。しかし、金銭的には航空券を買ってでも3ヶ月ごとに出国した方が安上がりですね。

ビザ延長期間は申請日から起算する

 さて、先ほど述べた、2つの申請方法があるという点ですが、あとで担当女性に聞き直したところ、
1、今日すぐに申請手続きを始める
2、今持っているビザの有効期限ギリギリまで待ってから申請手続きを始める

という2つの選択肢があるということでした。

 延長ビザの有効期限は申請日(実際にはその翌日の模様)から起算するので、もし現在のビザの日数が残っているなら、それをなるべく消化してから申請した方が次のビザの有効期限もその分だけ先に延びることになります。今回は延長ができるかどうかも分からなかったのと、すぐにでもビザ延長をしたかったので、1を選んで正解だったと思います。ただし、前のビザで残っていた1週間分は無駄になったことになります。実質3週間の延長に2万円かかったことになり、高くつきました。

まとめ

1、ベトナムの観光ビザはハノイ、ダナン、ホーチミンにあるイミグレーションオフィスで延長できるが、身元引き受け人がいない場合は地元代理店を通して申請する必要がある。3ヶ月シングルの観光ビザの場合、1ヶ月の延長が可能。→追記(2020年7月9日):2020年6月からホーチミン市内滞在者でも3ヶ月の延長申請が可能になりました。詳しくはこの記事の冒頭をみてください。
2、必要なものはパスポートと料金だけだった。書類はオフィスで記入し、証明写真は代理店スタッフがスマホで撮ってくれた。(当記事の代理店以外では異なる場合もあり得るので注意)
3、代金は180USドルで、ベトナムドンでも支払い可能(ベトナムドンの場合、当日の為替レートで金額が決まる模様)。
4、手続き完了まで通常は1週間から10日間かかるとのこと。その間はパスポートを預けることになる。
5、2020年4月1日から4月15日までベトナム全土がロックダウンに近い状態になり、イミグレーションオフィスもこの間ビザの更新業務を停止するとのこと。ただし、4月1日の時点で私が利用したホーチミン市内の申請代理店(SAI GON FIVE STARS)は営業していたので、個別に問い合わせをした方がいいと思う。ちなみに在ベトナム日本国大使館からの連絡によれば、4月1日から4月15日の間にビザの有効期限を迎える者については、これを超えてベトナムに滞在しても不法滞在には問わない旨の確認を現地当局から得ているとのこと。